RHYMESTER宇多丸のマブ論、やっぱ最高峰、Perfume!そして、偉大なりしょこたん!

RHYMESTER宇多丸のマブ論
この記事の画像(6枚)

今月ド頭は、ここ日本において、今日的な「アイドル」の在り方に最大級の影響を及ぼしたと言っていい二組のレジェンド、その流石過ぎる最新作から……。

まずは久々のPerfume! 彼女たちの奇跡的な成功によって、ジャンル全体の音楽的クオリティが一気に底上げされたことは、23年間続いてきた当連載の中でも、明らかに最も重要な出来事だったと言えるでしょう。昨年のアルバム『PLASMA』から先行配信された『Spinning World』もそれこそ年間ベスト級の大傑作でしたが(取り上げるタイミングを逸してしまったのはひとえに私の責任です)、今回一年以上ぶりにリリースされたシングル『Moon』、わけてもシカゴハウスなテイストも織り込まれたカップリング『ラヴ・クラウド』の、圧倒的な精度とパワフルさと来たら……! 今もって彼女たちこそが最前線であり最高峰であることを、改めて思い知らされた次第。ずっとこのレベルで向上し続けてるって、わかっちゃいたけどやっぱ凄すぎない?

一方、「らしさ」の枠組みを逸脱する剥き出しの個性で、言ってみれば当該ジャンルに巨大な「自由」をもたらした、しょこたんこと中川翔子。ケンモチヒデフミ作詞作曲編曲によるその名もズバリ『中川翔子』は、そうした彼女の偉大な特異性を讃えるような超自己言及的ナンバー、狙いどころの勝利!

MAINAMIND『Lucky Charm』は、テディ・ライリー調のツボを見事に押さえたトラックにソウルフルな歌唱が生き生きと跳ねまくる、まさに彼女ならではの快作!脇田もなりのアルバム『UNI』はDorianが全曲プロデュース、元より相性最高のコンビゆえ既発作含めどれも素晴らしいのは言うまでもなくですが、ここでは特に、とんでもなく気持ちいい極上ラヴァーズロックに仕上がった『めくる Make Love』をチョイス……ラヴァーズと言えば、寺嶋由芙がついにつんく御大と組んだ『大宇宙の無限愛』のカップリング、お馴染み大林亮三アレンジで松浦亜弥をカバーした『気がつけば あなた』も、めちゃくちゃいい!

――記事の続きは発売中の「BUBKA11月号」または「BUBKA11月号コラムパック」で!

宇多丸|ヒップホップ・グループ「ライムスター」のラッパー。放送業界の最高栄誉「ギャラクシー賞」を受賞するなど、メディアでの活躍もめざましい。

BUBKA(ブブカ) コラムパック 2023年11月号 [雑誌] Kindle版
Amazonで購入

Amazon Kindle
楽天Kobo
Apple Books
紀伊國屋Kinoppy
BOOK☆WALKER
honto
セブンネットショッピング
DMM
ebookjapan
auブックパス
Reader Store
COCORO BOOKS
コミックシーモア
ブックライブ
dブック
ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

BUBKA (ブブカ) 2023年 11月号
Amazonで購入
セブンネットショッピングで購入(=LOVEポストカードランダムで1枚)

関連記事

BUBKA RANKING23:30更新

  • 連載・コラム
  • 総合
  1. すべての球団は消耗品である「#3 1999年の野村阪神編」byプロ野球死亡遊戯
  2. 吉田豪による「鈴木エイト×ロマン優光」スペシャルインタビュー
  3. 船木誠勝「ガチンコでやれば八百長って言われなくなる 単純にそう思ってましたね」【UWF】
  4. 【BUBKA2月号】栗栖正伸、イス大王が語る遅咲きヒールとしての苦節50年
  5. Uインターの生き字引 鈴木健が語る 髙田延彦vs北尾光司戦の真実
  6. 日向坂46上村ひなの、髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世「いつかそこにたどり着くまで」【BUBKA12月号】
  7. 乃木坂46弓木奈於、B級ニュースで話題の“ナカジマさん”「ナカジマさんっていう名前じゃなかった」
  8. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  9. ヒャダイン的サ道探求記「狂い焚きサウナロード」本八幡レインボーで見えた虹の架け橋
  10. 【BUBKA2月号】短期集中連載「DIVE INTO EBICHU MUSIC」#7 野村陽一郎
  1. 乃木坂46梅澤美波「怖がりはやっぱり圧倒的に遠藤さくらちゃん」箱の中身対決で明らかに
  2. テレ東・田中瞳アナ、初のフォト&エッセイ発売決定「恥ずかしいけれど見てみてください」
  3. 乃木坂46遠藤さくら「ライブの熱量をそのままDARSに」、菅原咲月「一回り成長した姿を」アンバサダーとしての意気込みを語る
  4. 櫻坂46「三期生ライブ」東京公演が終了!かつて「新参者」と呼ばれた11人がたどり着いた現在、そして未来
  5. 日向坂46正源司陽子VS藤嶌果歩『絶対的第六感』Wセンターによる二度目の直接対決にも注目
  6. 櫻坂46谷口愛季「今、こっちに行っちゃったんです!」根っからの“負けず嫌い”発動も完敗
  7. 乃木坂46松尾美佑&中西アルノの意外な関係性に一同驚き「新たな発見がありましたね」
  8. 日向坂46加藤史帆&小坂菜緒のサプライズ登場にWセンター・正源司陽子&藤嶌果歩がエンジン全開
  9. 櫻坂46、10thシングル「I want tomorrow to come」発売決定!次回『そこさく』でフォーメーション発表
  10. 乃木坂46「真夏の全国ツアー」プレイバック!5期生センター経験者・井上和と中西アルノの絆