「僕が見たかった青空」連載スタート、第一回は吉本此那

「僕が見たかった青空」連載、第一回に登場する吉本此那
写真/幸田昌之
この記事の画像(7枚)

「僕が見たかった青空」。BUBKAでは、応募総数3万5678人から選ばれた23人をピックアップするインタビュー連載をスタートさせる。記念すべき第一回に登場するのは、先日晴れて発売となった1stシングル『青空について考える』にてフロントメンバーに名を連ねた、吉本此那。彼女は、なぜこの場所を目指したのか。石川県の田舎町で育ったワンレン少女の空模様に迫る。

毎日4km走

――インタビューされるのってどうです?

吉本此那 苦手です。話すのが得意じゃないです。

――例えば、店員さんと話すのも?

吉本此那 苦手です。家でも家族とあまりしゃべらなかったです。

――きょうだいは?

吉本此那 3人姉妹で、私が長女です。家族で一番話すのはお母さんです。友達みたいな感じで話しています。

――最近、お母さんと連絡は?

吉本此那 毎日連絡します。「今日はこんなことがあったよ」とか全部話します。

――では、自己紹介からしましょうか。

吉本此那 石川県出身の吉本此那です。特技はバトントワリングで、7年間習っていました。趣味は寝ることで、家ではだいたい寝ています。

――休みの日は一歩も外に出ないような?

吉本此那 遮光カーテンを買ったので、閉め切って真っ暗にしています。目が覚めてもベッドから起きずにスマホを見てます。

――高校野球が好きなんですよね。

吉本此那 いつか甲子園で始球式をやりたいです。その日はベッドからすぐ起きます。

――当たり前です(笑)。野球自体が好き?

吉本此那 高校野球もプロ野球もテレビで流れてたら見ます。好きな球団は特にないけど、よく放送されているのは巨人戦なので、自然に見ていますね。

――石川県といったらゴジラ松井(秀喜)さんじゃないですか。

吉本此那 そうです。星稜高校はやっぱり一番有名です。浜辺美波さんも石川出身です。CMやドラマで見かけるとちょっと地元を意識します。

――バトントワリング7年って結構な腕前じゃないですか?

吉本此那 いや、全然です。

――MVで傘を回してましたけど、あれくらいは余裕ですか?

吉本此那 あれは余裕です。バトンを投げて、2回転して取るくらいならできます。

――なんでバトンを始めたんですか?

吉本此那 授業中に手を挙げるのが苦手で、それを直すためにお母さんが入れてくれました。部活じゃなくて、地域のチームで、小学校の体育館で練習していました。最初は行きたくなかったです。

――で、直りました?

吉本此那 直ってないです。

――小さい頃はもっとひどかった?

吉本此那 はい。本当に静かで、誰とも話さないし。今よりもっと人見知りでした。

――授業中に指されたら?

吉本此那 心臓ドッキドキで。学校に行くのが嫌でした。

――友達はいました?

吉本此那 一人いました。いつも一緒にいて、他の子とはあまり話さなかったです。

――それだと生きてても面白くない。

吉本此那 そうです。つまらなかったです。

――生きがいってありました?

吉本此那 それが本当になくて。何のために生きてるのか、パパと話したことがあります。このオーディションを見つけて、人生が大きく変わったから、よかったです。

――同級生が今の姿を見たら、どう思うんでしょうね。

吉本此那 「え~~!」ってなってました。「まさかあいつが……」みたいな。

――よく一歩踏み出せましたね。

吉本此那 私は、あまりオーディションには乗り気じゃなかったんですが、お母さんが勝手に応募しました。

――進路に迷っていたとか?

吉本此那 高校3年生だから、みんな進路を決めるじゃないですか。私は決まってなくて。就職もしたくなかったし、どうしようかと思っていたところでした。

――オーディション中、頑張ったことは?

吉本此那 ダイエットです。どんどん審査通過していくから痩せようと思って。合格後、スタッフさんに「痩せたよね」って言われて、ぱっと見てわかるくらい痩せたんだって思いました。

――どんなダイエットを?

吉本此那 家族みんなでジョギングしました。

――家族巻き添えスタイル(笑)。

吉本此那 みんなで走ったほうが楽しいから、遊び半分で。毎日4km走りました。

――家から出なかったJKがいきなり毎日ジョギングってすごいですね。

吉本此那 受かっていくと、どんどん受かりたいなっていう気持ちに変わっていって。

――バトンをやっていたから、動くのは嫌いではない?

吉本此那 嫌いではないです。バトン以外では動きたくなかったけど、スイッチが入れば。スポーツはだいたいできちゃいます。体育の授業でも困らなかったです。

取材・文/犬飼華

――インタビューの続き、グラビアアザーカットは発売中の「BUBKA10月号」で

吉本此那よしもと・ここな|2005年12月5日生まれ、石川県出身。ワンレン前髪、端正な顔立ち、そしてしなやかなダンスで人々を魅了する、「安室ココ恵」。クールな素顔のその裏で、君だけのためのHeroを目指し人一倍の練習を重ねる努力家。ココラーを増やすべく奮闘中! 愛称は「ここな」。

鈴木瞳美×冨田菜々風(≠ME)表紙:BUBKA (ブブカ) 2023年 10月号
セブンネットショッピングで購入(鈴木瞳美×冨田菜々風ポストカード1枚付き、3種からランダム1枚)

関連記事

BUBKA RANKING23:30更新

  • 芸能
  • 総合
  1. 乃木坂46梅澤美波「怖がりはやっぱり圧倒的に遠藤さくらちゃん」箱の中身対決で明らかに
  2. テレ東・田中瞳アナ、初のフォト&エッセイ発売決定「恥ずかしいけれど見てみてください」
  3. 乃木坂46遠藤さくら「ライブの熱量をそのままDARSに」、菅原咲月「一回り成長した姿を」アンバサダーとしての意気込みを語る
  4. 櫻坂46「三期生ライブ」東京公演が終了!かつて「新参者」と呼ばれた11人がたどり着いた現在、そして未来
  5. 日向坂46正源司陽子VS藤嶌果歩『絶対的第六感』Wセンターによる二度目の直接対決にも注目
  6. 櫻坂46谷口愛季「今、こっちに行っちゃったんです!」根っからの“負けず嫌い”発動も完敗
  7. 乃木坂46松尾美佑&中西アルノの意外な関係性に一同驚き「新たな発見がありましたね」
  8. 日向坂46加藤史帆&小坂菜緒のサプライズ登場にWセンター・正源司陽子&藤嶌果歩がエンジン全開
  9. 櫻坂46、10thシングル「I want tomorrow to come」発売決定!次回『そこさく』でフォーメーション発表
  10. 乃木坂46「真夏の全国ツアー」プレイバック!5期生センター経験者・井上和と中西アルノの絆
  1. 乃木坂46梅澤美波「怖がりはやっぱり圧倒的に遠藤さくらちゃん」箱の中身対決で明らかに
  2. テレ東・田中瞳アナ、初のフォト&エッセイ発売決定「恥ずかしいけれど見てみてください」
  3. 乃木坂46遠藤さくら「ライブの熱量をそのままDARSに」、菅原咲月「一回り成長した姿を」アンバサダーとしての意気込みを語る
  4. 櫻坂46「三期生ライブ」東京公演が終了!かつて「新参者」と呼ばれた11人がたどり着いた現在、そして未来
  5. 日向坂46正源司陽子VS藤嶌果歩『絶対的第六感』Wセンターによる二度目の直接対決にも注目
  6. 櫻坂46谷口愛季「今、こっちに行っちゃったんです!」根っからの“負けず嫌い”発動も完敗
  7. 乃木坂46松尾美佑&中西アルノの意外な関係性に一同驚き「新たな発見がありましたね」
  8. 日向坂46加藤史帆&小坂菜緒のサプライズ登場にWセンター・正源司陽子&藤嶌果歩がエンジン全開
  9. 櫻坂46、10thシングル「I want tomorrow to come」発売決定!次回『そこさく』でフォーメーション発表
  10. 乃木坂46「真夏の全国ツアー」プレイバック!5期生センター経験者・井上和と中西アルノの絆