Night Tempo率いるFANCYLABO、現代版Winkができるまで

「FANCYLABO」矢川葵、Night Tempo、市川美織
撮影/持田薫

楽曲派という言葉が死語になる前に伝えることがある!ということで始まった「BUBKA」にて連載中の「アイドル クリエイターズ ファイル」。今回は、世界的なシティポップブームの火付け役であるNight Tempoがプロデュースした「FANCYLABO」が登場。元Maison book girlの矢川葵、元NMB48の市川美織をパフォーマーに起用した本プロジェクト。4月にはデビューシングルを発売、8月にはサマソニの出演が決定するなど、アイドルファンのみならず幅広いリスナーから注目を集める彼らに結成の経緯から、今後の活動について聞いた。

取材・文/南波一海

個性的な3人の初対面

――4月号でNight TempoさんからFANCYLABO結成のいきさつはうかがっているので、改めてメンバーのお二人には声をかけられた時のことを伺いたいなと思います。

矢川葵 私はもともとフォローして曲を聴いていたので、お仕事を一緒にしませんかと言われた時は嬉しくて、やった!と思いました。他の方に1曲ずつ作ったものをアルバムにされていたから、最初はそういうのに参加させてもらえるのかな、くらいに思っていて。

――フィーチャリング矢川葵で1曲、みたいな。

矢川 そうそう、1曲作っていただけるんだと思っていたら、まさかのユニットを組みましょうという大きな話でした。それもすごく嬉しかったので、ぜひぜひという感じでした。

――発足当初はNight Tempoさんと矢川さんの二人でしたが、その先の構想はあったのでしょうか。

矢川 最初の方からボーカルは二人で考えてると言っていたので。

Night Tempo もう一人は探している途中です、と。矢川さんと初めて会ってみたら、(拳を作って)顔がこれくらいしかなくて。相方を決めるのがちょっと大変でした。

――Night Tempoさんは矢川さんを声で選んだと言っていましたが、たしかに会ってみるまではどんな人なのかわからないですもんね。

矢川 フジロックのリハで初めて対面したんです。レコーディングもリモートだったので。

NT コロナで入国すらできなかったので。でも時間がないから進めないといけなかったので、最初はそんな感じの始まりでした。

――矢川さんの相方を決めるのが大変だったというのは、主にビジュアルのバランスという点でしょうか。

NT それもですし、例えば年齢差があると空気が読みづらいと思うので、二人ともある程度友達のような感覚でできたらいいなと。若すぎるとワガママも多いので(笑)。背が高すぎる人も合わないですし、お顔の体に対する比率も、二人並べてそこまで差がない方のほうが、後から恨まれることないかなって。

市川美織 恨まれることがあったんですか(笑)。

NT かもしれない(笑)。なんで私をこの子の隣にしたんだって。

市川 公開処刑というやつですね。私が今まで何人の人に言われてきたことか(笑)。

NT そういうのを考えて、美織さんになったという。

――市川さんがスカウトをされたのはNight Tempoさんのライブを観に行ったのがきっかけなんですよね。

市川 友達の竹内美宥ちゃんがNight Tempoさんのアルバムに参加していて、今度その方が日本に来てライブするから一緒に行かない?って誘われて。その作品はすごく素敵だなと思っていたから、機会があるならぜひってことで観に行かせていただきました。竹内美宥ちゃんが「友達の市川美織と一緒に行きます」って連絡したら、実は私がユニットの候補の一人として名前が挙がってるということで、一度お会いしてみたいということになり、そのライブの後にご挨拶をさせてもらいました。ちょうどその時に葵ちゃんもいて、お話を聞かせていただいた、という流れです。 

――そこが初対面だったんですね。

市川 はい。おもしろそうだなと思って、マネージャーさんにも聞いてみます、という話でその日は終わったんです。まず事務所に投げてみて、そこからどこまで行くかはわからなかったんですけど、私自身はやりたいなと思っていました。

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