紗倉まな、3年ぶりに小説を出版「躍動感のある話が書けた」

小説集「ごっこ」(講談社)取材会に出席した紗倉まな

セクシー女優として活躍する傍ら、作家としての一面も持つ紗倉まなが、2月22日におよそ3年ぶりとなる小説集「ごっこ」(講談社)を発売。都内で開催された取材会に出席した紗倉が、作品の見どころなどを語った。

本作は、恋人ごっこ、夫婦ごっこ、友だちごっこ…曖昧な関係に振り回される女たちの不器用すぎる恋を描いた作品。執筆のきっかけについて紗倉は「『群像』の担当編集の方から、『ちょっと息抜きに、恋愛小説を書いてみるのはいかがですか?』というお話を頂いて、ちょうど原稿が行き詰っていた時で、救われるような思いで(笑)、1篇目の『はこのなか』を書き、そこから書かせていただく運びとなりました」と、その経緯を説明。

ここに注目して読んでもらいたいというポイントについて「今までの作品と違う部分が、感情がすごく高まって…ヒステリックじゃないですけど、今までよりも躍動感のある話が書けたのではないかと感じていて。結構、ままならない関係性に翻弄(ほんろう)される登場人物が出てくるんですが、恋愛という軸で書くのも初めてだったので、その辺りを読んでいただけたらうれしいです」とアピール。

「特にこの人に読んでほしいという人は?」との質問に、「前回の『春、死なん』が、高齢者の性というのがテーマだったので、もしかしたら、読みたいと思っていただける方を限定してしまったのかなと思っていたんですけど、今回は恋愛なので、幅広い世代の方々に、あと女性の方にもぜひ読んでいただけるとうれしいなと思っております」と、呼び掛けていた。

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