2022-03-06 18:30

RHYMESTER宇多丸「2022年度一発目、いきなり弩級の傑作、来ました!」

RHYMESTER宇多丸のマブ論
RHYMESTER宇多丸のマブ論

当連載的には今回からが2022年度のスタート……気が早いことに、いきなりもう、年間ベスト級の快曲が来ちゃってます!

昨年度、『ワ.ガ.マ.マ. MURO’s KG Remix』の群を抜いた洗練度で、久々に我々の度肝を抜いた東京女子流。最新シングル『days ~キミだけがいない街~』は、サウンドプロデュースにお馴染み宮野弦士を迎えた90’sテイストなR&Bで(個人的には、ヤマモトショウによる昨年のリルネード『フォークソング』との微妙なシンクロも感じます)、これまた当然のように最高の仕上がりなのですが……驚くべきことに、同じくAILIの作詞に加え、女子流では過去に2020 年の『薔薇の緊縛』(これもリアルタイムで聴き逃してしまっていたことが悔やまれる、超絶かっこいいシンセ・ファンクでした)も手掛けていたMasayoshi Kawabata作曲のカップリング『夢の中に連れてって』が、さらに輪をかけて、素晴らし過ぎる一曲なのです! アンニュイな表情のメロディと、どこかラテンな匂いもするゴージャスなアレンジが、大人っぽいミッドテンポの四つ打ちに異常なまでに映えまくる、まさに「今の」東京女子流おあつらえ向きのダンスチューン。文句なし、ただただひたすら、気持ちいい!

その『days』や、鞘師里保の『Take a Breath』(Michael Kaneko作曲の『Melt』などもイケ散らかしているEP『Reflection』収録)を始め、このところ立て続けに届いた宮野弦士ワークス、どれも高水準なのは言うまでもありませんが、フレッシュな顔合わせという点では何と言っても、昨年の真新しい名曲『愛わずらい』も記憶に新しいフリーランス・アイドル、文坂なののニューシングル『輝きin my love』にとどめを刺すでしょう。華やかでありながら抑制の効いた現代版ディスコ・アレンジはもちろん申し分のないクオリティですが、同時に、文坂なののヴォーカルそのものが持つ「アイドル的」としか言いようのないキラめきの強力さも、改めて再確認。ちなみにカップリング、LASTorder作詞・作編曲の『さよならクリエーター』も、耳に残るテクノ歌謡の良作でした!

――記事の続きは発売中の「BUBKA4月号」で!

宇多丸|ヒップホップ・グループ「ライムスター」のラッパー。放送業界の最高栄誉「ギャラクシー賞」を受賞するなど、メディアでの活躍もめざましい。

BUBKA4月号 コラムパックのご購入はこちら

BUBKA4月号 コラムパック
BUBKA4月号 コラムパック

Amazon Kindle

楽天Kobo

Apple Books(Mac または iOS デバイスのみ)

Google Play

紀伊國屋Kinoppy

BOOK☆WALKER

honto

セブンネットショッピング

DMM

ebookjapan

ブックパス

Reader Store

COCORO BOOKS

コミックシーモア

ブックライブ

dブック

ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

Twitterでシェア

関連記事

BUBKA RANKING5:30更新

  1. すべての球団は消耗品である「#3 1999年の野村阪神編」byプロ野球死亡遊戯
  2. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  3. 【BUBKA2月号】栗栖正伸、イス大王が語る遅咲きヒールとしての苦節50年
  4. 船木誠勝「ガチンコでやれば八百長って言われなくなる 単純にそう思ってましたね」【UWF】
  5. Uインターの生き字引 鈴木健が語る 髙田延彦vs北尾光司戦の真実
  6. 【BUBKA2月号】天龍源一郎がレジェンドレスラーについて語る!ミスタープロレス交龍録 第38回「蝶野正洋」
  7. 吉田豪新連載「what’s 豪ing on」Vol.2 向井秀徳
  8. 乃木坂46与田祐希「『難しいからやらない』『あきらめる』っていうのは絶対違うなと思う できる限りは全力で挑戦したいなって思います」
  9. 天龍源一郎がレジェンドレスラーについて語る!ミスタープロレス交龍録 第46回「渕正信」
  10. ハチミツ二郎×掟ポルシェ対談…孤高のショーストッパーの生還
  1. 39年前のサザンの名曲がCMソングに…綾瀬はるかと河合優実が初共演
  2. 乃木坂46・遠藤さくらに齋藤飛鳥の影!?ドームツアーで放った圧倒的存在感の理由
  3. 「ひなたフェス2024」がついに開幕!野外ライブでブチ上がる楽曲『キツネ』の合法的飛び跳ね方のススメ
  4. 乃木坂46ドームツアー考察”2年連続座長”のエース・井上和の涙から感じた「乃木坂46らしさ」とは?
  5. HKT48『僕はやっと君を心配できる』MV公開!Wセンター石橋颯「胸がぎゅっとするようなメンバーの表情がたくさん」
  6. 乃木坂46田村真佑&池田瑛紗、“期の最年長”ペアが語るグループの現在地
  7. 日向坂46「ひなたフェス2024」開催直前!大興奮の松田好花が「見ないでほしい」ほど恥ずかしいものとは!?
  8. 鈴木みのるインタビュー、帝王・高山善廣のこれまでとこれから
  9. 乃木坂46「真夏の全国ツアー2024」7公演総動員数26.5万人…聖地 明治神宮野球場で終了
  10. 日向坂46・四期生が誰よりも高く跳んだ日━━武道館3Daysで見せつけた実力と一体感、そしてハッピーオーラ!