ヒャダイン「一年の計は白山湯にあり」

「BUBKA3月号 ヒャダイン的サ道探求記 狂い焚きサウナロード」第48回より

音楽の大奇才が「ひゃほう!」「カッキーン」「ぶわーっ」「ととのうーーー」とサウナで想う、妄想幻想etc.

2022年も感謝を胸に あるがままを受け入れる

ども。あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします。2022年はどんなサウナに出会えるか今からワクワクしております。さて。みなさんはサウナ初めはどこにしたでしょうか。昨年の私は元旦に「赤坂オリエンタル」に行ってサ活をスタートさせたものですが、今年は景気よくいこう! とのことで行って参りました、京都へ! 番組でもお世話になった銭湯、五条高辻にある「白山湯」さんへと新幹線でバビュン! ここ「白山湯」さんは京都の水の良さを最大限に活かした名施設。すっかり全国のサウナーが集まる名所になったのですが、2022年初のサウナとして最高でした!!
一年の計は元旦にあり!! 行ったのは2日だったけど!

さて。「白山湯」なんですが銭湯料金以外に支払うものなし! なんとサウナ料金もないんですねえ。なんという良心的なことでしょうか。お酒のラインナップが充実したフロントを抜けたらごく一般的な銭湯の風景が広がります。本当にこれが名サウナ施設? と疑いたくもなるんですが、浴室のドアを開けたら聞こえる水の轟音。遠くに見える水風呂に滝のようにライオンの口から出る水の轟音! 体を清める前に少し手で触ってみると明らかにわかる水質のよさ。ここに後で浸かると思うと胸が躍る、体の毛穴がきゅっとしちゃう。はやる気持ちを抑えて銭湯ならではの洗い場で体を清めます。なんとシャンプーもボディーソープもついているんですねえ。いたれりつくせりじゃないですか。銭湯施設って普通はアメニティとかついてないじゃないですか。ここはしっかりついてるしドライヤーだって無料なんですよ。どうなってんの。実家がアラブの富豪なのかしら。

そんなこんなでサウナ室へGO! 銭湯のサイズに比較したら広い。6人くらい入れるサイズ。しかも適度な湿度と100℃超えの高温! 銭湯独特のサウナの香りもせず大変に快適です。お客さんは地元の人、若い人、色んな世代がおります。あと全身にもんもんが入っているガチ系の人たちも。勘違いされがちですが一般的な銭湯施設ってみんなのものだからもんもん系の人も基本的にOKなんですよね。もちろん施設さんの意向によってNGなところもありますが。この問題は色々根深いですが私は他人に迷惑をかけなければいいんじゃないかな、と思う派です。そしてしっかり汗をかいたらお待ちかね! メインイベント! 水風呂の登場です!! 京都の豊かな地下水をかけ流しでジャバジャバと注ぐ水風呂へドボン。うわわ。体が溶けてゆく!! 水温は17℃くらいでしょうか。とても心地よい肌触りの中意識がふんわりしてきます。冷たいのに冷たくない! 最高だなあ。ライオンの口の下にいって頭から水を浴びます。口に流れゆく水が美味しい……。頭を冷やすと一気に快感が増しますねえ。

――記事の続きは発売中の「BUBKA3月号」で!

ヒャダイン|音楽クリエイター。1980年大阪府生まれ。本名 前山田健一。3歳でピアノを始め、音楽キャリアをスタート。京大卒業後、本格的な作家活動を開始。様々なアーティストへ楽曲提供を行い、自身もタレントとして活動する。

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