ブブカ

SKE48

SKE48全国ツアー再始動! 宿命の 悪天候下で見せた「兆し」と「答え」

SKE48待望の全国ツアーが再開された。2連戦目の舞台となったのは茨城県のひたちなか市文化会館。SKE48には「大事な日には必ず雨が降る」というジンクスがあるが、この日も大荒れの空模様。何かが起こりそうな「兆し」を感じ、急遽北へ向かった。

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先にSKE48から提供していただいたツアー写真を掲載します(清水公演のものです)。ここから先の本文はかなり長くなっておりますので、お付き合いいただける方は、読み進めていただければと思います。

 

ブブカのSKE48担当です。なんかもう、某記者は久々にGoogle+に投稿するわ、最近個人的にお世話になっておる某先輩から感想メール(SKE全ツ@清水→SKE全ツ@ひたちなか昼の部→ダンス選抜公演@AKB48劇場という鬼スケジュール)が送られてくるわで、ちょっと身の回りのザワ付き方がおかしなことになっているので、ここいらで僕も書いておきます。「兆しを感じたら僕たちはもう一度強くなれる」ことは、僕たちは魂レベルで刷り込まれています故に。勢いで書いていくので、多分に独断と偏見が含まれます。すいません。

 

とにかく行かなきゃいけないという、突き動かされる感じはありました。それはこれまでSKE48を追い続けていたことからくる、一種の勘のようなものなのかもしれません。外に出れば待っていたのは豪雨に暴風。おいおいマジか……。「いつだって大事な日には悪天候」。何かが起こるしかない、SKE48の天気じゃねーか。そんなことを考えながら上野駅から特急に飛び乗りました。道中は編集長からオススメされた、昨年日本を激震させた某巨大組織の分裂の真相が書かれた本を熟読。めちゃくちゃ面白い。SKE48ファンにはお馴染みの某チルドレン軍団も、あの騒動の時にのっかって、何かアングルを作れば話題になったんじゃなかろうかとか考えるも、いやそりゃ危なすぎるわなと思い直したところで勝田駅に到着です。

 

さて、ライブ本番の話を。本編開演前の高柳明音さんのラジオ番組風MC企画、小畑優奈さんと梅本まどかさんをゲストに、安定感がありつつも盛り上げどころをちゃんとつくる絶妙なまわしでお見事。小畑さんとりあえず賛成カワイイ。この日が劇場公演以外のコンサートはラストになる梅本さん、あの全力の「オーオーオー」がもう聞けなくなると思うと寂しい。ライブ前にドカンと盛り上げる様子を見て、喪失の大きさをいきなり感じましたが、彼女がSKE48にいたという事実と記憶は必ず残り続ける。だからきっと誰かが、みんなが、その喪失を埋める役割を担っていくはず。今までもこれからも、SKE48はそうやって在り続けてきたわけなので。

 

いかん、どんどん文字数が増えている! そろそろ飽きられそうだし、あまりダラダラいくと読んでもらえなそうなので急ぎます(笑)。これは僕自身に限ったことかもしれませんが、SKE48を見ていて心が揺さぶられるのはどういう時か。今回のライブではまた一つ確信できたのですが、それは「過去や困難と対峙し、それを乗り越えようとする姿が飛び込んできた時」なんですよね。僕の中では常に記憶の中のSKE48と、現在のSKE48が戦っているんです。だからM1の『前のめり』で高柳さんがセンターでもう一度走ろうと歌い宣言した時点で、もう、一発で持って行かれます。その姿こそが完璧にSKE48なんです。最近ではめずらしい、MC少なめの攻めまくりの息切れ確実セットリスト。客観的に見れば、今のSKE48の選抜メンバーで大事なポジションを担っている、(松井)珠理奈さんも、宮澤(佐江)さんも、柴田(阿弥)さんも、古畑(奈和)さんもいない、多くの人が思い浮かべるSKE48としてはベストメンバーではないかもしれない。でも、今この場所にいるファンの前に立ち、その空気を焦がすほどの熱い声援は彼女たちに倒れることを許さない。倒れるわけにはいかない。汗をかき、笑顔で武装し踊る彼女たちは、間違いなくベストなSKE48でした。

 

そう、この過去も困難も全て飲み込んだ上で、「SKE48らしく」全力で笑い、踊る。これこそが、メンバーもファンもひっくるめて全員でSKE48なんですよね。話がずれてしまうかもなんですが、僕は『うしおととら』という漫画が大好きで、死ぬほど読んでいるんですけど、最終巻で毎回確実に泣くセリフがあるんですよ。主人公のうしおととらが、この世の全ての憎悪によって生まれた宿敵の白面の者と最終決戦のシーンなんですが、ボロボロになったうしおととらを、白面の者が嘲笑うんですね。

 

「くだらぬ! 弱し! 弱くてくだらぬ! ~中略~ お前たちの戦いは正義などという大義のもとの戦いではない。自己満足だ! 弱い自分を認めたくないという自意識が産んだ、哀れな自己陶酔者。それがおまえ達の姿だ」って。

 

で、うしおは言うんです。

 

「自己満足か…よくわからねえよ。でも…もしよ…もし、オレが願えば…誰かが助かるなら…もしもオレが泣けば…誰かの涙を全部泣いちまえるなら…俺は願うさ。何度だって泣いてやる。そして立つ──立って戦う!」と。

 

もうこれ、まんまSKE48ですよ。白面の者は言うじゃないですか。「オワコンだ」とか、「いつまで応援しているの」とか。ファンは悔しい思いをするんです。「そんなことない!」って言いたいじゃないですか。でもその言葉はネットの中で漂って、誤解を産み、また新たな悪意を育ててしまうかもしれない。じゃあどうするか。全部背負ってSKE48は立って戦うんです。去っていった仲間たちの願いも、ファンの喜びも悲しみも悔しさも、日々突きつけられる現実も悪意も、自分たちの夢も希望も涙も。全部受け入れて、笑うんです。それがSKE48です。

 

ベストメンバーじゃない? それがどうした。
大掛かりな仕掛けがない? それがどうした。
悪天候? それがどうした。

 

この日の21人が、SKE48です。

 

東李苑さん。
平熱低めながらもなぜか気になってしまうんですよね。一曲一曲で「表現」をしようとしていて、自分を新たなステージに進めようとしているのが伝わります。

 

杉山愛佳さん。
若手らしいアグレシブなパフォーマンスが目を引きました。ですが今回は先輩たちの壁を実感もしたんじゃないかと思います。さらなる弾け方に期待。

 

松本慈子さん。
D1のチームS1位指名だったことを、もう誰もが納得できる存在になったんじゃないでしょうか。個人的には一度真ん中に立ってる姿もみたいです。

 

矢方美紀さん。
東さんとの『不器用太陽』、自然なビブラートがめちゃくちゃかっこよかったです。赤髪はやっぱりHi-standardの難波さんの影響ですかね?(笑) 似合ってます。

 

青木詩織さん。
曲中の煽りを任されることが多かった印象です。それだけスタッフの信頼感もあがってるんだなと。笑顔とスタイルの良さは大きな武器になるはず。

 

大場美奈さん。
まさか大場さんセンターの『RUN RUN RUN』をSKE48で観る日が来るとは思いませんでしたよ(笑)。SKE48の幅を広げてくれた大場さんにマジ感謝。

 

小畑優奈さん。
笑顔のバリエーションが増えていて、大分余裕が出てきたように感じました。激しさを完璧にアイドルとして着地させたパフォーマンスが素晴らしかったです。

 

北野瑠華さん。
なんですかね、この最高の愛嬌は(笑)。ハンバーグとかミートボールとか嫌いになるわけがないお弁当のオカズ感。どっちも黒くて丸くてすいません。

 

白井琴望さん。
「王道アイドル」とブブカ3月号のタイメン!でも発表されていましたが、着実にその道を歩んでいますよね。短めソックスでの制服衣装が完璧でした!

 

惣田紗莉渚さん。
相変わらずの客席への意識の高さはさすがです。これまでものすごいスピードで成長してきただけに、もう一段階上にいくきっかけをつかめればとんでもないことになるはず。

 

高柳明音さん。
金髪に染めあげられた襟足に衝撃を受けましたが(笑)、21人の大黒柱としての、顔を真赤にしながらの獅子奮迅ぶりには思わず涙腺がゆるみました。闘将、ここにあり。

 

竹内彩姫さん。
梅本さんのチアリーディングを継ぐ資格は十二分! パフォーマンス面でも一皮むけたかのように、やりきる姿勢が成長の証だと思います。

 

日高優月さん。
キャラクターが大分突き抜けてきましたよね(笑)。今後は周りもまきこんで、その面白さをSKE48の武器にしていけるか。期待しています。

 

梅本まどかさん。
最後まで真っ直ぐな性格そのものの、大きくキレのあるパフォーマンス。トリコロールカラーに染まった会場は梅本さんだけのものです。おつかれさまでした。

 

鎌田菜月さん。
存在感がグングン上がっているのを感じました。曲中に間近まできてくれる場面があったのですが、あふれだす若妻感に動揺しましたよ…。

 

木本花音さん。
やっぱり、木本さんは王道の人だとあらためて実感。そこに『Escape』の黒衣装に白い肌と甘栗色の髪が最高に似合っていて震えました。

 

熊崎晴香さん。
今一番、ステージに立つことを楽しんでいる&楽しませることができる人だと思います。『奇跡は間に合わない』、『未来とは?』。堂々たるセンターでした。

 

菅原茉椰さん。
断言しますが、菅原さんは早い段階で「見つかる」と思います。急がなければ、と焦らされました。菅原は……菅原はもう16歳なんですね……。

 

須田亜香里さん。
『恋を語る詩人になれなくて……』、かつての位置で過去の自分と向き合ったのではないかと。もう迷わずに須田さんらしく戦って欲しいです。

 

高寺沙菜さん。
『ハート型ウイルス』で一番沸かせてたのは間違いなく高寺さんでした。ファンの期待値は高さと声援を自信に変えればきっと主役になれるはず。

 

水野愛理さん。
今はみんなから可愛がられている彼女が今後どんな成長をするかさらに楽しみになりました。ポテンシャルが半端ない。毎日牛乳飲んで欲しい。

 

思わず全員書いてしまった……。でも、本当どのメンバーにもそれぞれにしかない魅力、そして課題を抱えた上で、チームも先輩も後輩も関係なくSKE48としてステージに立ち、ファンのみなさんの声援を浴びた。この事実こそがSKE48を前にすすめます。逆風に立ち向かう覚悟がSKE48を強くします。受け継いだ魂が、SKE48をSKE48にします。何か特別なライブだったわけじゃない。ですが、MCで須田さんが言ったように、「毎回毎回が特別」なんですよね。ここで体験したこと、感じたことは、あらためてまた「特別」でした。

 

キリがないので最後にしますが、個人的に美しい瞬間だと感じた場面について。M5『奇跡は間に合わない』のイントロが流れた瞬間に「うおー!」と客席の温度が瞬間的に上がったこと。宮澤さんの代表曲でもあるこの曲が、先月のAKB48グループリクエストアワーで1位を獲得したことで、SKE48ファンにとって誇らしいものになったと同時に、この曲がSKE48のライブで歌われるたびに、宮澤さんから受け継いだ物もSKE48の中に生き続けられる。とてもSKE48らしくて、素敵でした。

 

3月3日、4日のガイシホール。「泣くんじゃねぇ!」なんて言われてもきっと無理だと思うけど、メンバーもファンも関わる人間全てひっくるめて、最高のSKE48であの場所に集えるのを楽しみにしています。

 

<写真/©AKS 取材・文/ゾンビーノ(編集部)>

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SKE48(えーすけーいーふぉーてぃーえいと)

日本の女性アイドルグループ。AKB48の全国進出プロジェクトの第一弾として2008年7月に愛知県名古屋市に誕生した。グループ名のSKEは、本拠地の同市栄区(SaKaE)から。明るく激しく汗の量ならどこにも負けないをモットーに、地元で愛されるグループを目指して活動中。熱狂的なファンが多いことでも知られており、選抜総選挙やライブでの盛り上がりはグループ随一。2017年2月には4年半ぶりのアルバム『革命の丘』を発売し、反転攻勢の準備は整った。


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