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眞木蔵人『報復として人が人を殺めちゃうのは、あんまりよくねー』 書籍『アイアムベックス スプレッド ザ ラブ』ダイジェスト(1)

2014年2月に発売され小説家・高橋源一郎をはじめ絶賛の嵐がおきた、俳優でサーファーの眞木蔵人氏のエッセイ集『アイアムベックス スプレッド ザ ラブ』。北野武監督をして「心地良く耳が痛い」と言わしめたその言葉の一部を掲載する!

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08年BUBKA収録『そのつど』(前編)

 地震があったり、ヤバい事件があったり、みんな死を意識せざるをえない、そんな世相になっている。

 先日、殺人事件の死刑判決があった。オッケーかオッケーじゃないか、やっぱり騒ぎになっていたよ。死刑というものは、何回でも論議が出るものだと思う、人が人を裁くわけだから。天災でいっちゃったわけじゃない。俺は、正直言ったところじゃ、報復として人が人を殺めちゃうのは、あんまりよくねーかなと。終身刑はありじゃねーかなとは思っている。俺は、実にそっち派だ。人を殺めたんだからムショに入ってろ、もう出られねーんだお前は、もうシャバに戻るのは一生無理だぜっていう、それはありなのかなーって思う。

 万が一、自分の家族が殺められてしまったら、絶対そいつを殺めてしまおうって気持ちもすごくよくわかるし、絶対そういう風にやろうって感情もよくわかるし、そう行動するだろう。だから、自分におきかえてみたら、「終身刑はあり」なんてこんな無責任な発言もないと、自分でもわかってるんだけど。

 そういう事件が起きてしまったら、やった人間とやられた人間がいるわけだから、そこは一つ一つケースに合わせて判断していくしかない、俺は思う。やられた被害者の親族、家族、その人たちの怒りの度合いなんかによって刑の求め方も全然違ってくるだろう。その事件の遺族の方も、すげえ頑張っていたように見えた。死刑にする、死刑にしないも、両方の意見をとりいれようとしてたし。だけど、結局死刑を求めたのは、その犯人の状態を見て、色々考えたすえに思った答えだったんじゃないのか。

(後編へ)

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